バンコクでもiPhoneが大人気! 恋の駆け引きには無線LAN? 【ケータイ紀行 from タイ:その5】
実践!タイ・バンコクでWi-Fiの使い方
筆者が泊まったバンコク市内のホテルでは、ロビーの隅にパソコンが2台置いてあった。Windows 7の姿はもちろんない。バンコクではまだ、Windows XPが主流だ。このホテルには、Cyber Pointという接続会社のHot Pointがあり、ロビーのPCや無線LANを使いたければ、フロントに声をかけ、チケットを買う必要がある。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/special/20091228/1030682/?ST=life
ロビーに置いてあるPCに、この画面が並んでいる。使いたい場合はフロントでチケットを買う。1時間200バーツ(約600円)。1日使い放題だと600バーツ(約1800円)。かき氷一杯30円の物価で、この値段は高いという印象(画像クリックで拡大)
チケットを買うと、そこにUsernameとPasswordが書かれている。上記サイトからログインボタンをクリックして、書かれているUsernameとPasswordを入力すれば、無事ネット接続が完了する。
持参したノートPCにワイヤレスネットワーク(無線接続)の設定をしてあれば、上記サイトへアクセスし、同じようにログインボタンを押すだけで無線接続ができる。無線の規格は一般的なIEEE 802.11bなので、日本で使っていた無線LAN対応の機器であれば、問題なく使える。そう、パソコンだけではなく、iPhoneやiPod touchなども使えるのだ。このホテルでは、チケットさえ買えば、部屋でも無線接続できるようになっていた。
街中で使うなら、空港やショッピングセンター、スターバックスなどで使えるKSCのHot Spotが便利だろう。これはスクラッチ式のプリペイドカードを利用する方式で、その場で使い切れなくても、上限時間内で有効期間内(3カ月程度)なら、あとからも使える。
残り時間は、KSCのサイトにログインすると自動で表示される。このカードは、HotSpotのある店ならどこでも販売しているが、ネットでも買うことができる。先程のCyber Pointよりも価格は安く、1時間分が150バーツ(約450円)。20時間分なら1500バーツ(約4500円)だ。ちなみに、その日だけなら1日使い放題というDay Passは、250バーツ(約750円)だった。
しかし値段が高い。もともとノートPCを持ってる人は金持ちだからと想定しているのかもしれないが……。ネットカフェなら、1分1バーツ(約3円)で使えるのに、地元の人がHot Spotをこんなに利用しているのが不思議だ。
空港のカフェ。こういったところでも、KSCのHot Spotがある(画像クリックで拡大)
BlackBerry、iPhone、街はスマートフォンだらけ
それにしても、スマートフォンの普及率は目に見えて多い。タイの物価から考えても本体価格は安いものではないのに、あちこちで見かけた。一般家庭へのパソコンの普及率はまだこれからといったところのようなので、ネットはスマートフォンで済ませているということなのだろうか。
通話&パケット料金はどのくらいかかるのか、調べてみた。
たとえばシェア第2位のDTACでは、細かい料金プランが用意されている。「sweetheart」という料金プランでは、夜7時から夜10時までを除く時間帯なら60分間までは無料。「sms internet sim」というプランでは、月額最低料金149バーツ(約447円)で、SMSは200通分/月、ネット回線20時間分/月などの特典が付いている。これなら、若者たちでも気軽に使うことができるだろう。
月500円程度で、毎日5通以上無料でSMSが送れるなら、若い恋人たちもメールし放題。学生がケータイメールを使いすぎて勉強しないなどという問題になってないのかな……(画像クリックで拡大)
ネットがあれば、バンコクも自分の庭!いろんな場所にお出かけ
さてネット回線があれば、もうこっちのもの。土地勘がなかったタイ入国前と違い、今はある程度あたりがつけられるので、調べるのも楽しい。
まずはお約束のバンコク名物「プー・パッ・ポン・カリー(カニカレー炒め)」。この店はチェーン店で、夕方から開いているのだけど、著者はどうしても昼時しか時間がとれなかった。だが、これもネットで検索して解決。ビルのレストラン街に入っているサイアム店だけが、昼でも開店していたのだった!
お待たせしました、ソンブーンのカニカレー。カニの身を取り出すのがちょっと面倒だけど、味はまずまず。カニの身だけをほぐしてからめたメニューもある。ちなみに、昼営業しているのは、サイアム店のみ。CHamchuri Squareというショッピングモールの1階にある(画像クリックで拡大)
タイでおにぎりを食べたくなったら……これも検索で解決! “タイ”“おにぎり”で一発ヒット。タニアにありました! おにぎりといえば、日本ではランチメニューですが、このおにぎり屋さんは日本人の多い繁華街にあるので、飲んで帰る途中で食べるんでしょうか。値段はタイの物価を考えるとかなりお高め。1個150円からといったところ。
サラリーマン風の人でにぎわっている店だった。場所は、シーロム駅からすぐ。タニア通りにある(画像クリックで拡大)
トルコには激安の“1トルコリラショップ”なんていうのがあったけれど、タイには100円ショップないのかな? ……と検索したら、ありましたよ~。サイアムスクエアにダイソーが。残念ながら開店前だったので、外からのぞいてきただけ。しかし、なんと60バーツ(約180円)ショップ! 日本より高いじゃない!商品は日本のダイソーの品ぞろえと変わらないのに……。
サイアムスクエア高架下をちょっと横道にはいったところにダイソーの看板!(画像クリックで拡大)
ダイソーと言えば日本人の感覚では“安い”だけど、ここはあんまり安くない(画像クリックで拡大)
売ってるものは、日本と同じ。見渡す限り日本語の商品(画像クリックで拡大)
せっかくサイアムに来たので、ちょっと休めるトコないかな~とここでネット検索。ああ、Wi-Fi便利だ。日本でもおなじみの、セブンイレブンや、スターバックス、ダンキンドーナッツもすんなり発見。
アソーク駅すぐ近くのダンキンドーナッツ。飲み物とドーナツのセットで50バーツ(約150円)程度とお手頃(画像クリックで拡大)
夜のタニアでも右手にケータイ。ホステスさんはポーチの中に忍ばせて
社会勉強に(?)、日本人街(日本人向け飲み屋&風俗店街)として有名な、タニアという街にも行ってきた。道沿いにずらりと並んだイスには、女性たちがケータイ片手に座って、たまに道行く人へ声をかけていた。
夜の店へ出勤途中の女性も、ケータイ片手に歩いていた(画像クリックで拡大)
看板は日本語だらけ。ここ、本当にタイなの?(画像クリックで拡大)
夜になると登場する、ナイトマーケット。ここでもケータイカバーなど、ケータイグッズを多く見かけた。もちろん屋台の店長も、ケータイ片手に商売だ(画像クリックで拡大)
パッポン通りのナイトマーケット。Tシャツにベルトにケータイケースも。ケータイストラップはあまりみかけなかった。お店のママさんに聞くと、日本のかわいいマスコットケータイストラップは、女の子みんなが欲しがるとのこと(画像クリックで拡大)
サラディーン駅から歩いてすぐの場所に、こんな異次元日本人街が…。BTS(スカイトレイン)の線路が見えるタニア通りから撮影(画像クリックで拡大)
夜の店に勤める女性に取材してみると、ケータイは日本と同様、男性相手に仕事をする場合は必携だと力説された。日本人の客は通話を好まない傾向があり、SMSメールでお誘いするほうがいいのだが、タイ語も英語も読めない客の場合は電話するということだった。
店の前の道路に椅子を出し、ずらりとミニスカートのホステスが座って、ママさんに「ほらほらー、営業しなさいよ」とでも言われているのか、みんなでメールをうっていたり、通話している様子はどこか異様だ。
筆者に「日本人のお客さんは、電話するとよく来てくれる。ちょっとあいさつするだけでも、効果がある。やさしいです」と、言い残し、BlackBerryをポーチに忍ばせた彼女は、お客さんと一緒にお店の中へ消えて行った。
タニアの女性たちはスマートフォンを活用してるなぁ~。バンコクでモテようと思っている日本人男性諸氏は、タイで使えるケータイを持っていくのをお忘れなく。
おまけ。日本のアニメのキャラクターの手作りフィギュアの屋台。値段を聞いてみると「2000バーツ(約6000円)」という。値切ったらもっと安くなったのかな(画像クリックで拡大)
(文/平戸 京子)