第4回 ネットワークに接続してみよう
はじめに
パーソナルコンピュータは、ネットワークなしでは真価を発揮できません。Easy Peasyのインストールが完了したら、ネットワークへの接続を行いましょう。
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/eeepc04/eeepc04a.html
ネットワーク接続の設定
セカンドPCとして使用されることの多いUMPC(ウルトラモバイルPC)ですから、すでにインターネット回線やプロバイダの契約、ブロードバンドルータの設定は完了しているケースが多いでしょう。そのようなネット環境でUMPCを使用する場合、ネットワークへのアクセス準備は、Easy Peasyのインストール時に自動的に行われます。問題は、「そのネットワークが有線か無線か」です。
有線の場合、敷設済みのブロードバンドルータがDHCPサーバとなっていることが多いので、イーサネットケーブルを接続するだけで、IPアドレスやDNSなどの設定が自動的に行われます。従って、すぐにインターネットに接続することができます。
固定のIPアドレスを設定する必要がある場合や無線LANを使用する場合は、ネットワークの設定を行わなければなりません。そうした場合は、デスクトップ右上に表示される[NetworkManagerアプレット]のアイコンに赤い[×]マークが表示されています。
画面1 [NetworkManagerアプレット]アイコン
このアイコンを右クリックして、表示されるメニューから[接続の編集]を選択します。すると、[ネットワーク接続]ダイアログボックスが表示されます。
このダイアログボックスは、有線や無線をはじめとするネットワーク関連の設定を行うためのものです。有線の設定を行う場合は[有線]タブを、無線の設定を行う場合は[無線]タブをクリックします。
画面2 [ネットワーク接続]ダイアログボックス
[有線]タブをクリックした場合は、[Auto eth0]のような項目が表示されます。有線のLANに固定IPアドレスで接続する場合は、その項目を選択して[編集]ボタンをクリックします。すると、[××編集中]ダイアログボックスが表示されます(××は、選択した項目名)。
[IPv4設定]タブをクリックして、[メソッド]リストボックスで[手動]を選択し、[追加]ボタンをクリックすると、[アドレス]ボックスが入力可能になります。[アドレス]に設定したいIPアドレスを入力して、[ネットマスク]と[ゲートウェイ]、[DNSサーバ]にも必要な値を入れます。
画面3 [××編集中]ダイアログボックスの[IPv4設定]タブ
無線LANは、セキュリティ関連の設定を行わなければなりません。[ネットワーク接続]ダイアログボックスで[無線]タブをクリックして、[追加]ボタンをクリックします。すると、[無線接続1 編集中]というダイアログボックスが表示されます。まず、[無線]タブの[SSID]ボックスにSSIDを入力します。
画面4 [無線接続1 編集中]ダイアログボックスの[無線]タブ
次に、[無線セキュリティ]タブをクリックして、[セキュリティ]リストボックスから暗号化の種類を選択します。現在では、ほとんどの無線LAN機器がWPAに対応していますので、[WPA & WPA2パーソナル]を選択します。すると、パスワードを入力するボックスが表示されますので、無線LANの親機に設定したパスワードを入力します。その際に、[パスワードを表示]をオンにすると、パスワードがそのまま表示されます。入力ミスを防ぐことはできますが、パスワードをのぞき見られないように注意してください。
画面5 [無線接続1 編集中]ダイアログボックスの[無線セキュリティ]タブ
[IPv4設定]タブは、有線LANと同様に、固定IPアドレスを設定する場合などに使用します。設定が完了したら[OK]ボタンをクリックします。すると、自動的にLANへの接続が行われ、接続が確立すると[NetworkManagerアプレット]アイコンの赤い[×]マークが消えます。
ネット関連ソフト
インターネット関連のプログラムは、デスクトップの[インターネット]に集められています。
画面6 デスクトップの[インターネット]
Webブラウザを起動するには、[Firefox ウェブ・ブラウザ]のアイコンをクリックします。すると、Firefoxが起動します。
画面7 Firefoxの起動画面
ネットワークへの接続ができていれば、Firefox側では特に設定を行う必要はありません。アドレスバーにURLを入力して[Enter]キーを押せば、指定したページが表示されます。
Firefoxに限らず、GNOMEなどのGUI上で動作するソフトウェアは、ウィンドウのサイズを変更したり、最大化したりといったウィンドウ操作が可能です。しかし、画面解像度の低いUMPCでは、ウィンドウのサイズを変更する意味はありません。そこでEasy Peasyでは、ソフトウェアは最大化された状態で起動し、それを変更することはできなくなっています。
そういう意味では、一般的なLinuxとは使い勝手が異なりますが、複数のソフトウェアを起動し画面を切り替えて使うという考え方は、シンプルで使いやすいともいえます。ソフトウェアを切り替えるには、画面の左上に表示されているアイコンをクリックするだけです。
Firefoxはそのままにしておき、メールソフトを起動してみましょう。画面左上の[easy peasy]のロゴマークをクリックすると、デスクトップの[インターネット]が表示されます。Easy Peasyに用意されているメールソフトはEvolutionです。[Evolutionメール]をクリックすると、[Evolution設定アシスタント]の画面が表示されます。
画面8 [Evolution設定アシスタント]
[進む]ボタンをクリックすると、[バックアップをリストアする]という画面になります。以前にEvolutionを使っている場合は、この画面で過去のメールをリストアすることができますが、ここでは何もしないで[進む]ボタンをクリックすることにします。
次に表示されるのは[身元情報]です。ここでは[氏名]と[E-メール・アドレス]を入力して、[進む]ボタンをクリックします。
次は[メールの受信]画面です。ここでは、メールサーバの設定を行います。最初に[サーバ種別]ボックスから使用するメールサーバの種類を選択します。プロバイダが提供するメールサービスの場合は、[POP]を選択して[サーバ]と[ユーザ名]ボックスに必要事項を入力します。
画面9 [メールの受信]画面
これ以降の設定画面では、[受信オプション][メールの送信][アカウントの管理][タイムゾーン]などの画面が表示され、最終的に[完了]の画面が表示されたら、設定は完了です。メールの設定は、各プロバイダによって異なります。詳しくは、プロバイダのメール設定の説明を参照してください。
画面10 Evolutionの画面
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http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/419useevolution.html
WindowsのOutlook風メーラ「Evolution」を使うには(Linux Tips)
コラム■ほかのメールソフト
Easy Peasyでは、メールソフトとしてEvolutionが採用されています。Evolutionは、メールの送受信機能だけでなく、カレンダーやタスク、アドレスなどの管理も可能なソフトウェアで、WindowsのOutlook(Microsoft Officeに含まれる個人情報管理ツール)に似た機能を持っています。そのため機能は豊富ですが、設定項目も多く、その分動作も重くなります。
もっとシンプルで軽く、メール機能が豊富なメールソフトもあります。代表的なものは、Thunderbird(サンダーバード)やSylpheed(シルフィード)で、どちらもSynapticパッケージ・マネージャでインストールすることができます。
パッケージをインストールすると、メールソフトのアイコンはデスクトップの[インターネット]に表示されます。メールソフト起動後の設定については、プロバイダのメール設定の説明を参照してください。
画面A Thunderbirdの画面
ソフトウェアのインストール
Easy Peasyでは、ソフトウェアのインストールや削除を「Synapticパッケージ・マネージャ」で行います。デスクトップの[システム管理]をクリックすると、[Synapticパッケージ・マネージャ]というアイコンが表示されますので、それをクリックします。パスワードを入力するダイアログボックスが表示されますから、ユーザーのパスワードを入力します。
Synapticパッケージ・マネージャを起動したら、[クイック検索]ボックスにインストールしたいソフトウェア名を入力します。例えば、コラムの例のようにThunderbirdをインストールする場合は、[クイック検索]ボックスに「Thunderbird」と入力します([Enter]キーは押さない)。すると該当するパッケージの一覧が表示されます。
項目をクリックして選択すると、その下にパッケージの説明が表示されます。インストールする場合は、その項目をダブルクリックします。これにより、左端のチェックボックスが「インストール指定」(矢印の付いたボックス)に変わります。この状態でツールバーの[適用]ボタンをクリックすると、パッケージがネット経由でダウンロードされ、インストールが自動的に行われます。
インストール済みの項目はチェックボックスが緑色になり、インストールされたパッケージのバージョンが表示されます。
画面11 Synapticパッケージ・マネージャ
ちなみに、Synapticパッケージ・マネージャでインストールしたソフトウェアがアップデートされると、「アップデート・マネージャ」によって自動的にアップデートされるので便利です。