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最新記事【2009年09月27日】

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は9月25日、既存のモバイルノートPCにプリペイド型データ通信機能を搭載した「HP Mobile Broadbandモデル」3機種を10月上旬に発売すると発表した。同社のオンラインストア「HP Directplus」、「HP Directplus」コールセンターで法人向けとして販売する。

http://www.asahi.com/digital/bcnnews/BCN200909250013.html

 「HP Mobile Broadbandモデル」は、通信モジュールと携帯電話のICカード「SIMカード」を本体に内蔵したモバイルノートPC。日本通信の通信ネットワークを利用し、ユーザーはNTTドコモのFOMAネットワークまたは無線LANを選択して、インターネットに接続する。通信料は、基本月額料金不要のプリペイド方式を採用した。?


 12.1型ワイド液晶の「HP EliteBook 2530p Notebook PC」は、CPUにCore 2 Duo 低電圧版SL9400(1.86GHz)を搭載するほか、2GBのメモリ、160GBのHDD、Webカメラを装備する。無線通信は無線LAN IEEE802.11a/b/g/n(ドラフト)とBluetooth2.0に対応する。OSはWindows XP Professional。価格は18万2700円。?


 「HP EliteBook 2730p Notebook PC」は、12.1型ワイド液晶のタブレット式PC。CPUはCore 2 Duo 低電圧版SL9400(1.86GHz)、2GBのメモリ、160GBのHDD、Webカメラを搭載する。無線LAN IEEE802.11a/b/g/n(ドラフト)とBluetooth2.0に対応。OSはWindows XP Tablet PC Edition 2005。価格は19万3200円。


 「HP Mini 5101 Notebook PC」は、10.1型ワイド液晶搭載のネットブック。主なスペックは、CPUにAtom N280(1.66GHz)、2GBのメモリ、160GBのHDD、Webカメラなど。無線通信は無線LAN IEEE802.11a/b/g/n(ドラフト)とBluetooth2.1。OSはWindows XP Professional。価格は7万1400円。

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は、3G通信モジュールとSIMカードを組み込んだノートPC「HP Mobile Broadbandモデル」を、10月上旬より直販サイト「HP Directplus」およびコールセンターを通じて販売を開始する。価格は7万1400円から。

http://bb.watch.impress.co.jp/docs/news/20090925_317570.html

 「HP Mobile Broadbandモデル」は、日本通信からサポートを受けて、NTTドコモのFOMAネットワークと全国約1万5000カ所の公衆無線LANアクセスポイントの利用に対応したノートPC。2009年8月にサービス概要や対応機種を発表済みで、今回の発表では具体的な販売時期や価格などが告知された。

 対応製品には、3G通信モジュールとSIMカードが組み込まれており、利用者は初回に携帯電話による本人認証と専用回線を使ったクレジットカード情報の登録手続きを済ませるでサービス利用が可能になる。通信料金は3G網利用時が1分10円、無線LANアクセスポイントは1日300円。初回利用分として1000分がチャージ済みで、追加チャージ時は1000/2000/3000/4000/5000円または1万円の額から選択できる。

 「HP Mobile Broadbandモデル」の対応製品と販売価格は、ノートPCでは「HP EliteBook 2530p Notebook PC」が18万2700円、「HP EliteBook 2730p Notebook PC」が19万3200円。また、ミニノートPCとして「HP Mini 5101 Notebook PC」も7万1400円で販売する。いずれも無線LANは、IEEE 802.11a/b/gおよびIEEE 802.11n ドラフト2.0に準拠する。

 OSは「Windows Vista Business」のダウングレード権を利用し、ノートPCの「HP EliteBook 2530p Notebook PC」では「Windows XP Professional SP2」を、「HP EliteBook 2730p Notebook PC」では「Windows XP Tablet PC Edition 2005」を採用。ミニノートPC「HP Mini 5101 Notebook PC」では「Windows XP Professional SP3」を採用している。

 主な仕様は、ノートPCの2モデルは、CPUは「Core 2 Duo 低電圧版SL9400(1.86GHz)」で、メモリは2GB、HDDは160GB、ディスプレイは1280×800ドット表示が可能な12.1型ワイド液晶、Bluetoothなどを搭載。ミニノートPC「HP Mini 5101 Notebook PC」は、CPUは「Atom N280(1.66GHz)」で、メモリは2GB、HDDは160GB、ディスプレイは1366×768ドット表示が可能な10.1型ワイド液晶、Bluetoothなどを搭載する。

 いずれの製品も主に法人を対象にし、直販サイト「HP Directplus」でも法人向けページで販売する。ただし、日本HPによれば、法人以外の購入も制限しておらず、個人利用者も購入が可能だという。


HP EliteBook 2730p Notebook PC HP Mini 5101 Notebook PC


■ URL

 ニュースリリース

 http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2009/fy09-185.html

 HP Mobile Broadband

 http://h50146.www5.hp.com/products/portables/mobilebroadband/

 HP Directplus

 http://www.hp.com/jp/directplus/


■ 関連記事

 ・日本HP、プリペイド型データ通信機能搭載のノートPC (2009/8/5)



(村松 健至)

2009/9/25 13:15  

 最近、ケータイ業界で注目を浴びているのが「AR(拡張現実)」という技術だ。携帯端末などのカメラで現実世界を撮影すると、そこにデータや映像を重ね合わせて表示する。すでに20年近く研究されてきた技術だが、アップルの「iPhone」をはじめGPS(全地球測位システム)や無線LAN、加速度センサーを内蔵したスマートフォンの普及で、商用サービス化が現実味を帯びてきた。(石川温のケータイ業界事情)

http://it.nikkei.co.jp/mobile/news/index.aspx?n=MMIT0f000024092009&landing=Next

 頓智・(トンチドット、東京・新宿)というベンチャー企業がiPhoneやグーグルの携帯OS「Android」向けに開発したのが「セカイカメラ」というシステムだ。アップルの「App Store」でアプリがようやく公開されたばかりだが、すでに革製品の有名ブランド「ロエベ」の表参道直営店で開催中の「ロエベ アマソナ展」(10月12日まで)において、商用運用が始まっている。




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セカイカメラでロエベの店内を写すと、アイコンが浮遊して見える

■無線LAN基地局で位置を把握

 店内でiPhoneのセカイカメラを起動させると、カメラに写った現実世界に様々なアイコンが張り付いた状態が見える。アイコンをタッチすると、ロエベのブランド情報がテキストや画像で表示される。iPhone本体を右に向ければ表示される内容が変わり、店内を移動しても別の情報になる。今回は13個の情報を仮想空間に貼り付けているという。

 セカイカメラでは、位置情報からデータを呼び出し、場所に見合った情報を画面に貼り付ける仕組みを採用しており、カメラで被写体を認識するまではしていない。ロエベの店内ではGPS情報を取得できないため、店内に5つの無線LAN基地局を設置した(2階に4つ、1階に1つ)。クウジット(東京・港)の「PlaceEngine」という技術によって、無線LANの電波の強弱から店内のどこにいるかを把握し、そこに見合った情報を表示させている。

 今後、セカイカメラが画像認識にまで対応するようになれば、応用範囲はさらに広がるだろう。例えば、店内に陳列した製品ごとに情報タグをつけておけば、カメラがその製品を識別して製品の概要から値段、ほかの色までを個別に知ることができるようになる。街中でセカイカメラを起動させて、店ごとの仮想的な広告を見るといったことも可能になる。



 さらに、あるユーザーが渋谷の一角にあるレストランでセカイカメラに「ここは美味しい」と書き込み、ほかのユーザーが渋谷駅前でセカイカメラを起動させてその情報を発見するといった使い方も考えられる。ユーザー同士はカメラを通じて位置情報に連携した話題を共有でき、コミュニケーションの世界観が広がることになる。


■アウトレットモールの買い物案内にも

 ARの世界を先取りしたともいうべき情報提供サービスもすでに始まっている。仙台市にある「三井アウトレットパーク仙台港」では、iPhone向けに場所とひも付けた情報を提供する「近未来のショッピング体験イベント」を10月12日まで開催中だ。



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「iPhone」の本体を横にすると施設内の地図が表示される

 iPhoneが「コンシェルジュ」の役割を果たし、来店客の買い物案内をする。三井アウトレットパーク仙台港は開業1周年の誕生祭というイベントを開催しており、それに合わせるかたちで2つのiPhone用アプリを開発した。

 「i-MOP仙台港」という専用アプリでは、施設内にあるショップを検索したりオススメ情報を入手したりできる。iPhone本体を横にすると地図画面に変わり、自分がどこにいて、目的のショップがどこにあるかを確認することが可能だ。

 セカイカメラのように現実世界をカメラで写したりしないので、厳密なARではない。しかし、実際に使ってみたが位置情報の精度はかなり高く、コンシェルジュとしての機能を十分に果たしていた。ユーザーの行動履歴や場所に合わせてキャラクターが話しかけてくる仕掛けも施されている。





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店内10カ所にあるポスターを撮影するとキャラクターが登場してクイズを出題する

 もう1つの「遊んでにゃ!」というアプリは、三井アウトレットパーク仙台港にすんでいる仮想のネコキャラクター「おふにゃん」が施設に関するクイズなどを出題する。正解するとポイントが貯まってプレゼントがもらえるというゲーム感覚のサービスだ。

 店内の10カ所に「おふにゃん」が記されたポスターが貼られており、ユーザーはポスターを探し出してカメラで撮影する。すると、画面からおふにゃんが飛び出してきてクイズを出題する、という仕掛けになっている。実はポスターにQRコードのようなものが埋め込まれており、カメラとアプリでそれを読み取ってクイズを表示するようになっている。




■手作りで用意したコンシェルジュ機能

 三井アウトレットパーク仙台港では今年3月ころにこのプロジェクトをスタートさせたという。企画を担当した三井不動産東北支店の浜武浩事業グループ長は「ショッピングでインタラクティブな楽しみを提供したかった。とはいっても、我々は三井不動産というハイテクとは縁のない会社。とにかく手探りでやってきた。コンシェルジュ機能の組み立てもゼロから考え、キャラクターも私が自分で描いたりした手作りのサービス」と振り返る。



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店舗によってはバーゲンセールなどの情報を配信している

 現在は1カ月間の期間限定サービスとなっているが、このようなガイドサービスは他からの引き合いも多そうだ。

 アウトレットモールは、シーズンが過ぎた製品や型落ち品なども扱うことで値段を下げている。そのため、在庫状況によって値下げ幅はまちまちとなる。その掘り出し物を探すのがアウトレットの醍醐味でもあるが、一方で、それがわからず魅力を感じない人もいる。

 このようなアプリがあれば、来店客は苦労しなくてもセール品を探し出せるメリットがある。また、通常の店舗マップは印刷物なため掲載する情報が限られ、最新情報を反映できない。店舗マップをアプリによってデジタル化することで、リアルな情報を客に届けられるようにもなる。




■ソニーコンピュータサイエンス研究所が発案

 これら2つのアプリは、いずれもロエベでも採用されたクウジットの位置認識技術とAR技術「KART(Koozyt AR Technology)」を連携させ、施設内の店舗情報を得られるようにしている。



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三井アウトレットパーク仙台港では施設内に120カ所の無線LAN基地局を配置した

 ロエベでは5カ所だった無線LAN基地局は、アウトレットパーク仙台港では120にも上る。1階だけでなく2階にも置かれ、ユーザーの位置を立体的に測位できるようになっている。

 クウジットの位置認識やARの技術は、もともとソニーコンピュータサイエンス研究所でオリジナルコンセプトが発案されたものだった。同研究所でプロジェクトに携わっていたメンバーが独立し、クウジットを設立した。

 「(おふにゃんで使われている)マーカーソリューションはARとしては1990年代からあった技術。昔はパソコンを背負って歩かなければ使い物にならなかったが、iPhoneのようなデバイスが登場したことで、気軽に実現できるようになった」と、クウジットの末吉隆彦社長は説明する。

 街単位でARをサービス化させて事業にしていくのはまだ時間がかかりそうだが、ショッピングモールや観光名所のコンシェルジュサービスとしては可能性が十分にあり得そうだ。位置情報を測位して高速処理することを得意とするスマートフォンの登場で、また新たなビジネスチャンスが広がろうとしている。




[2009年9月25日]



  • 筆者紹介-

石川 温(いしかわ つつむ)

 

略歴

 日経ホーム出版社に入社し、月刊誌「日経Trendy」編集記者に。ケータイ業界を中心にヒット商品、クルマ、ホテルなどを担当。2003年にジャーナリストとして独立した後、一般誌や専門誌、女性誌などで幅広くケータイに関する記事を執筆。テレビなどにも多数出演。近著に「グーグルvsアップル ケータイ世界大戦 AndroidとiPhoneはどこまで常識を破壊するのか」(技術評論社)、「ケータイ業界52人が語る「戦略」の裏側」(毎日コミュニケーションズ)がある。

 9月24日、アルバネットワークスはIEEE802.11n対応の企業向け無線LANアクセスポイント「AP-105」を発表した。価格は12万5000円(税別)で、既存の「AP-124/AP-125」に対する低価格版製品となる。

http://ascii.jp/elem/000/000/462/462630/

 アンテナを内蔵しつつも、壁掛けや天井敷設が可能な132(W)×135(D)×45(H)mmで300gという小型筐体を採用。IEEE802.11a/n(5GHz)とIEEE802.11b/g/n(2.4GHz)の同時利用が可能で、それぞれの最大伝送速度は300Mbpsとなる。

IEEE802.11n対応無線LANアクセスポイント「AP-105」

 LAN側インターフェイスは100/1000BASE-TXで、Ethernetで電源供給を行なう「IEEE802.3af Power over Ethernet」に対応する(ACアダプタは別売り)。ほかに、0.5dBm単位で調整が可能な送信電力制限、チャネル制御、不正侵入検知、リモートアクセスといった機能も搭載する。

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