NTT Com,特定のWebサイトに無料で接続できる無線LANサービスを提供
NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は,特定のWebサイトやインターネット・サービスに無料で接続できる公衆無線LANサービス「HOTSPOT connect」の提供を開始した。ログインIDやパスワードの入力といった操作が不要で,同社の有料無線LANサービス「ホットスポット」のサービスエリアから,提携したパートナー企業のWebサイトやサービスを誰でも無償で閲覧・利用できる。第1段として,無線LAN機能搭載のSDメモリーカード「Eye-Fi Share」「同 Share Video」に対応した「HOTSPOT × Eye-Fi」のサービス提供を,2009年6月4日より開始した。ホットスポットのサービスエリアにいれば,写真や動画のデータをデジタル・カメラから直接Eye-Fiが対応するストレージ・サービスのサーバーにアップロードできる。ホットスポットの利用に当たってはIDとパスワードの入力が必要なため,これまではEye-Fiのアップロード・サービスを利用できなかった。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090604/171316/
HOTSPOT connectのサービスの利用形態は大きく二つある。一つは,HOTSPOT × Eye-Fiような無線LAN機能を内蔵した小型の情報機器を利用するもの。データをアップロードする以外にも,携帯ゲーム機や携帯音楽プレーヤーなどでHOTSPOT connectに接続し,ゲームや音楽,動画などをダウンロードするといったサービスが期待できる。現時点ではEye-Fi以外の具体的な対応機器が決まっていないが,今後拡大させていきたいとする。もう一つは,パソコンでの接続である。HOTSPOT connectと提携した特定のWebサイトを無料で閲覧できるようになる。現在,複数の企業と提携の協議中で,2009年7月のサービス開始時には数サイトを利用できるようにする予定。2009年度内には10~20サイトに拡大したいとしている。提携外の未対応サイトを閲覧する場合は,ホットスポットへのログインを促す仕組みとなっており,ホットスポットの契約ユーザーの拡大につなげる考えだ。また,無線LANの初心者でも使いやすいようにネットワーク名やWEPキーを自動で設定するソフトウエア「HOTSPOT Gear」を提供する予定である。
ホットスポットは,ローミング・エリアを含めると駅や空港,飲食店など全国に8000個所のアクセス・ポイントを持つ。サービス開始当初のHOTSPOT connectの対応エリアは,このうちの都営地下鉄の駅など一部に限られているが,今後順次拡大していく。