航空機利用のビジネストラベラー「最も重要なサービス」は無線LAN接続-米調査
米国で航空機を利用するビジネストラベラーにとって最も重要なサービスはWi-Fi(無線LAN)によるインターネット接続であるとの調査結果が発表された。
http://airportnews.jp/headline/256/
ヒューレット・パッカード(HP、本社=カリフォルニア州)が5月に、アメリカン航空(AA、本社=テキサス州)と共同で行った最新調査によるもので、旅行中の最も重要なサービスに回答者の47%が「Wi-Fi接続」と答え、「食事」などの基本的な旅行サービスを約30%も上回った。
調査は今年2月、HPがスポンサーとなりAAが電子メールを使って実施した。同航空を頻繁に利用する顧客のうち、過去1年間に3社以上の航空会社を利用して国内外に20回以上旅行に出掛けた人が対象で、1,582人の回答を集計した。
そのほか、最も多かった「(旅行中の)問題・不満」はノートPCなどの「バッテリー切れ」と「利用可能な電源がないこと」の67.7%。空港搭乗ゲートや飛行中の機内での電源コンセントの整備の要望は強く、24%が「電源」を「最も重要な機内サービス」とした。
また、仕事の効率と場所については、回答者の96%以上が滞在先のホテルで、85%が空港ターミナルで、それぞれインターネット使って業務を行うとしたが、機内では52.6%に止まった。76%が業務に関連したeメールや通話を航空機に搭乗する前の出発ゲートで行うとしており、機内では仕事の効率が著しく低下することを裏付ける結果だという。
HPのマーケティング責任者は「ビジネストラベラーは、インターネット接続を『快適なサービス』ではなく『必要不可欠なサービス』ととらえているようだ。調査結果を今後のプロフェッショナル向けのモバイル機器の開発に生かしていく」とし、AAの調査担当者は「ビジネストラベラーが、テクノロジーによる仕事効率化を期待していることが分かった。重要な利用者層の意向を把握できたことで今後さらに、高価値のサービスとプロダクトを提供できる」とコメントしている。
世界のホテル・空港・航空機内では、通信業者らとの提携によりWi-Fiによる高速インターネット接続の環境整備が急速に進んでいる。一部の空港などでは接続サービスを無料で利用することもできる。