外でみんなでインターネットに繋がる「クティオ」
PC周辺機器の新たな製品ジャンル
データ通信カードを利用したモバイルルーター
クティオとiPhoneとの組み合わせ
iPhoneとクティオを同時に使うと便利度がさらにアップ。3G機能を持たないiPod touchとの組み合わせもおもしろそうだ
http://ascii.jp/elem/000/000/410/410441/
イー・モバイルやウィルコムのデータ通信端末は、通常PCに直接接続して利用する。しかしこれらのデータ通信端末を用いて、インターネット接続を複数マシンで共有するモバイルルーターと呼ばれる製品ジャンルが最近生まれつつある。
今回紹介する「クティオ」もその1つだ。まず、本体を見ていくと、CFカードスロットとUSBポートがあり、前者には「D01NX」「D01NXII」、後者には「D02HW」というイー・モバイルの下り7.2Mbpsサービス(上り384kbps)に対応した端末が接続できる。
LAN側との接続は無線LAN(IEEE802.11b/g対応)のみだが、逆に言えば無線LANに対応していれば、PCのみならず、ゲーム機やiPhoneなど、あらゆる機器で同時にインターネットに接続できる。
もう1つの大きな特長はバッテリーを搭載している点。ACアダプターが使えない環境でも約120分(CFカード端末利用時)動作する。また、本体自体も手に収まるサイズ(65(W)×100(D)×21.8(H)mm)なので気軽に外に持ち出せる。
クティオ本体 内蔵カード
クティオの本体には上部にCFカードスロット、下部にUSBポートがあり、それぞれにイー・モバイルのデータ通信カードが接続できる。写真はIIJmioのサービスでの組み合わせ時に提供される「D01NXII」
クティオを使うと
出先でもiPhoneのフル機能が活用できる
クティオの利用方法は色々考えられる。自宅や会社でブロードバンド回線代わりにしても良さそうだ。ただやはり外に持ち出して使える部分を活用したい。
特に相性が良さそうなのがiPhoneである。iPhoneは通常の3G回線と無線LAN経由では利用できるサービスが異なる。その一例がiPhone 版Skypeによる音声通話である。今回はiPhoneからSkypeOutで固定電話に通話をしてみたが、クティオの回線接続状況が良かったこともあって、普通にiPhoneの携帯電話機能を使うより、音質はずっとクリアで遅延もほとんど感じられなかった。
SkypeOutの料金は固定電話であれば約3円/分と格安なので(携帯電話へは約20円/分なので、さほどお得ではない)、SkypeOutを使うときだけ、クティオの電源をオンにして、無線LANに切り替える手が使えそうだ。
もちろんクティオは無線ルーターとしての基本機能もひととおり装備している。初回利用時に適切な設定をしていればセキュリティ的に問題になることはないだろう。
ルーター画面1 ルーター画面2
無線LAN機能はWPA2-PSKによる暗号化、MACアドレスによる接続拒否設定などの基本的なセキュリティ機能を装備。ルーター部分もポートフォワード機能を持つなど、必要十分な内容になっている
IIJはMVNOでイー・モバイルのサービスを提供
クティオが安く買えて、サービス自体もお得
このクティオを発売するのはインターネットプロバイダーのIIJ(製造はネットインデックス)。同社はイー・モバイルのMVNOとして、3.5G高速接続サービス「IIJmio高速モバイル/EMサービス」で提供している。基本は同サービスの契約者向けに販売しているが(キャンペーン価格:9870 円)、上記の端末を所持するイー・モバイルユーザーも購入・利用ができる(通常価格:1万9740円)。
なお、IIJmio高速モバイル/EMサービスは5月31日までに契約した場合のキャンペーンで2年契約時に月額3980円(1年契約時は 4980円)と、本家イー・モバイルの同種サービスと比べても1000円安い。さらに契約者にはクティオのキャンペーン価格もある。次世代データ通信が登場しつつある今、2年契約するのは微妙な部分もあるが既存のイー・モバイルユーザーにとっても魅力的なサービスだろう。
IIJmio クティオはIIJmioの高速モバイル/EMサービスを契約することでキャンペーン価格で入手できるが、それ以外のユーザーも購入可能だ