どこでもWi-Fiを設定する
「どこでもWi-Fi」でいろんな端末からどこでもインターネットを楽しむ
無線LAN機能を搭載したゲーム機やiPod touchなどはとても便利だが、無線LANが利用できる場所でないと、インターネットへの接続ができない。場所を選ばないと通信ができないのは、歯がゆいところだ。
http://ascii.jp/elem/000/000/412/412366/
もちろん、東京の街を歩いていれば、比較的簡単に公衆無線LANアクセスポイントを見つけられる。しかし、各社まちまちの料金体系だし、エリアもさほど広くはない。頻繁に、かつ気軽に利用できるかというと、そうでもないのだ。
どこでもWi-Fiで通信中の写真。白いボディに高級感はないが、実用という点ではバリバリ使える感が漂う
そんなジレンマを解消する製品として、筆者が目を付けたのが、バッファロー製の小型無線LANアクセスポイント「どこでもWi-Fi」だ。
どこでもWi-Fiは、ウィルコムのPHS通信モジュール「W-SIM」を装着できる。これに無線LAN搭載の機器を接続すれば、このPHSの回線を複数の機器で共有できるのだ。文字通り「いつでもどこでも」iPod touchやゲーム機をインターネットに接続できる便利な製品だ。
eneloopで、外出先でも使える
どこでもWi-Fiのパッケージにはアルテル製のW-SIM「RX420AL」が同梱されている。PHSでの通信速度は最大204kbpsだ。PHS通信は、4x/2x/1x パケット方式、フレックスチェンジ方式、64kPIAFS/32kPIAFSが利用可能。ウィルコムストアでの新規購入価格は、2万8800円。W-VALUE SELECTで分割購入すると、通信プランは「新つなぎ放題」となる。初回だけは頭金として4800円かかるが、あとは毎月1980円の定額で利用できる。
無線LANは、IEEE802.11b/g規格に準拠。セキュリティはWPA-PSK(TKIP/AES)、WPA2-PSK(TKIP/AES)、WPA/WPA2 mixed PSK、WEP(128/64bit)をサポートしている。単3電池4本で駆動するが、電源はACアダプタも用意されている。パッケージには三洋電機製の充電池「eneloop」と、eneloop用充電器も同梱されている。
バッテリリチャージャ(中央)とバッテリケースを開けたどこでもWi-Fi。SSIDやKEYはフタを開けたところに記載されている(この機種は貸し出し用のため、記載の位置や文字の大きさが実機とは異なっている)
iPod touchでWEP接続を試してみる
iPhoneは確かに便利だが、「電話としてはちょっと使いにくそう」と感じているユーザーもいるだろう。
そういったユーザーの多くが、iPod touchをブラウザやビューアー、プレイヤーとして利用している。iPhoneにあってiPod touchにないものは、音声通話機能/カメラ/厚さ(笑)ぐらいである(iPhoneの方が少しかさばるのだ)。iPod touchでどこでもWi-Fiを利用すれば、電話回線でのデータ通信に関しては、問題が解決する。さすがに、音声通話やカメラは無理だが、インターネット端末としてなら、ほぼiPhoneがわりに利用できるようになる。
iPod touchとどこでもWi-Fi。2つをカバンに放り込んでおけば、どこでもネットに接続できる。ただし、問題はバッテリの消費。予備の乾電池は必須になるかもしれない
iPod touchの設定を紹介しよう。まず「どこでもWi-Fi」に電池を入れ、「POWER」ボタンを右にスライドさせて電源を入れる。無線LANのマークにある発光ダイオードが赤からオレンジに変わり、最後に黄緑になる。さらに、ほかの3つの発光ダイオードも黄緑になったら使用可能だ(1個はバッテリーの状態によってはオレンジの場合もあるかもしれない)。
iPod touch側では、「設定」→「Wi-Fi」でWi-Fiがオンになっていれば、「どこでもWi-Fi」のSSID(アクセスポイント名)が表示されているはずなので、それを選択する。後は移行した画面で「名前」に適当な文字列(変更しなくても可)、「セキュリティ」にKEYを入力するだけでいい。なお、どこでもWi-FiのSSID、KEYは、電池カバーを開けたところにも表示されているので、設定時はあらかじめ電池カバーは外しておいた方がいいだろう。これだけで、インターネットへの接続が可能になる。
iPod touchの設定画面を開いたところ。Wi-Fiを設定する必要がある 利用できるWi-Fiネットワークが表示されている。ここでは一番上をタップする
「パスワード」にどこでもWi-FiのKEYを入力しよう。KEYは、電池のフタを開けると記載されている 「Wi-Fi」に設定したアクセスポイントが表示されている。無事、iPod touchにどこでもWi-Fiが設定されたことがわかる
試しにASCII.jpのWebサイトを表示させたところ、iPod touch(初代、16GB)を利用した場合、テキストが表示されるまでおおよそ30秒、画像の表示が終わるまで1分30秒程度かかった。状況や電波条件などでも異なってくるが、とりあえずテキストを読むとか、メールを送受信するとかであれば十分な速度だ。
iPod touchからみたウィルコムファンサイト。テキスト中心のサイトブラウジングなら利用できる表示速度はある。条件によってはもっと表示は速くなるはずだ
PSPなら、入力の手間いらず
PSPやニンテンドーDSは、バッファロー独自の無線LAN簡単設定システム「AOSS」(AirStation One-Touch Secure System)に対応しているため、さらに簡単に設定できる。PSPを例に紹介しよう。
無線LANのアクセスポイントなので、メーカーは推奨していないが、複数台の利用も可能だ。後述するWEPキー(パスワード)の問題なども関係しているのかもしれない。自己責任で行う類の利用スタイルといえるだろう
まず、「どこでもWi-Fi」のPOWERスイッチをONにする。次に、PSPの電源をONにし、ワイヤレスLANスイッチをONにする。ワイヤレスLANスイッチの位置は、PSP-1000シリーズが左側面、PSP-2000、3000シリーズでは上部左側にある。
PSPの設定画面を表示させ、「ネットワーク設定」を選択し、○ボタンを押す。SELECTボタンで設定画面は呼び出せる。以下、画面を追って手順を紹介しよう。
「ネットワーク設定」を選択して、○ボタンを押す 「ネットワーク設定」の画面。「インストラクチャモード」を選択し、○ボタンを押す
「新しい接続の作成」を選択し、○ボタンを押す 「アクセスポイント自動設定」を選択し、○ボタンを押す
「AOSS」を選択し、○ボタンを押す 「アクセスポイントの[AOSSボタン]をAOSSランプが点滅するまで長押ししてください。2分以内にボタンを押さない場合は自動的にキャンセルされます」と表示される
ここで、どこでもWi-Fiの、AOSSボタンをAOSSランプが点滅するまで長押しする。あとは自動的に無線の接続設定に入るので、60~80秒間ほど待つだけだ。その間「しばらくお待ち下さい」「アクセスポイントの準備が完了するまで10秒ほどお待ち下さい」など、PSPにメッセージが表示される。以下の図が表示されたらアクセス完了。右カーソルボタンを押そう。
「接続名」を入力してください」と表示されたらアクセス完了。名称変更は特に行わなくてもOK。右カーソルボタンを押す
この画面まで来れば、設定自体は終了だ。×ボタンを押して設定を終了させよう。トータルで2分近くかかるので、一見手間のように思えるが、手順に従ってボタンを押していくだけで、パスワードなどを入力する必要はない。iPod touchのように文字列を自分で入力する手間を考えたらはるかに簡単だ。
設定が完了した。×ボタンで設定を終了しよう
試みに、ウィルコムFANサイトのページを表示させてみた(下図左)。通信速度やPSP自体の処理性能の関係で、表示はやや待たされるが、いざというときにどこでもウェブブラウジングできる点には安心感がある。さまざまなネットワークのサービスをどこでも利用できるメリットも魅力的だ。
PSPでのWebブラウジング画面。速度は驚くほどではないが、これでPSPでもどこでもWebブラウジングが可能になった
便利で手軽なAOSSでの接続だが、欠点もある。次ページでそれを簡単に紹介しておこう。
PSPなら、入力の手間いらず
PSPやニンテンドーDSは、バッファロー独自の無線LAN簡単設定システム「AOSS」(AirStation One-Touch Secure System)に対応しているため、さらに簡単に設定できる。PSPを例に紹介しよう。
無線LANのアクセスポイントなので、メーカーは推奨していないが、複数台の利用も可能だ。後述するWEPキー(パスワード)の問題なども関係しているのかもしれない。自己責任で行う類の利用スタイルといえるだろう
まず、「どこでもWi-Fi」のPOWERスイッチをONにする。次に、PSPの電源をONにし、ワイヤレスLANスイッチをONにする。ワイヤレスLANスイッチの位置は、PSP-1000シリーズが左側面、PSP-2000、3000シリーズでは上部左側にある。
PSPの設定画面を表示させ、「ネットワーク設定」を選択し、○ボタンを押す。SELECTボタンで設定画面は呼び出せる。以下、画面を追って手順を紹介しよう。
「ネットワーク設定」を選択して、○ボタンを押す 「ネットワーク設定」の画面。「インストラクチャモード」を選択し、○ボタンを押す
「新しい接続の作成」を選択し、○ボタンを押す 「アクセスポイント自動設定」を選択し、○ボタンを押す
「AOSS」を選択し、○ボタンを押す 「アクセスポイントの[AOSSボタン]をAOSSランプが点滅するまで長押ししてください。2分以内にボタンを押さない場合は自動的にキャンセルされます」と表示される
ここで、どこでもWi-Fiの、AOSSボタンをAOSSランプが点滅するまで長押しする。あとは自動的に無線の接続設定に入るので、60~80秒間ほど待つだけだ。その間「しばらくお待ち下さい」「アクセスポイントの準備が完了するまで10秒ほどお待ち下さい」など、PSPにメッセージが表示される。以下の図が表示されたらアクセス完了。右カーソルボタンを押そう。
「接続名」を入力してください」と表示されたらアクセス完了。名称変更は特に行わなくてもOK。右カーソルボタンを押す
この画面まで来れば、設定自体は終了だ。×ボタンを押して設定を終了させよう。トータルで2分近くかかるので、一見手間のように思えるが、手順に従ってボタンを押していくだけで、パスワードなどを入力する必要はない。iPod touchのように文字列を自分で入力する手間を考えたらはるかに簡単だ。
設定が完了した。×ボタンで設定を終了しよう
試みに、ウィルコムFANサイトのページを表示させてみた(下図左)。通信速度やPSP自体の処理性能の関係で、表示はやや待たされるが、いざというときにどこでもウェブブラウジングできる点には安心感がある。さまざまなネットワークのサービスをどこでも利用できるメリットも魅力的だ。
PSPでのWebブラウジング画面。速度は驚くほどではないが、これでPSPでもどこでもWebブラウジングが可能になった
便利で手軽なAOSSでの接続だが、欠点もある。次ページでそれを簡単に紹介しておこう。