CES2009]サムスン電子,薄型テレビのネット連携でYahoo!ウィジェットエンジン採用
2009年1月8日(米国時間)から米国ラスベガスで開幕する家電関連の展示会「2009 International CES」を控え,前日の7日には韓国サムスン電子のパク・ジョンウ デジタルメディア総括社長(写真1)が薄型テレビの新製品を公開した。ヤフーとの提携で,テレビ画面にコンテンツを表示するウィジェット機能を搭載,無線機能を強化することで,インターネットとの親和性を高めた。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090108/322426/
まずパク氏は,同社の薄型テレビが高いシェアを継続している理由として「ユーザーにとってシームレスなエクスペリエンスが提供できている」からと分析。液晶パネルから半導体の製造,ソフトウエア開発まで,一社で垂直統合的にカバーできているため,より便利な製品を製造しやすいと強調した。
この方針を継続しながら,今後の薄型テレビ新製品では「ネットとの統合」「無線接続」「デザイン」「統合化されたUI」という4機能に焦点を当てるという。「ネットとの統合」と「無線接続」については,「テレビは家庭の中心的な機器であり,もっとコンテンツを自由に再生できるべきだ」(パク氏)として,「medi@2.0」という独自プラットフォームを紹介した。medi@2.0に対応したテレビは,ネットのコンテンツを画面上で表示でき,無線 LAN機能を搭載し,家電同士でデータ連携をするための規格DLNAにも対応する。
ネットのコンテンツを画面上で表示する機能としては,米ヤフーと提携することでYahoo!のウィジェットエンジンを搭載した。動画サイトの YouTube,画像サイトのflickr,オークションサイトのeBay,SNSのMySpaceなどの情報を画面上のミニアプリで表示できる(写真2)。
「デザイン」については,カラフルな本体色を用意するほか,一部機種でLEDパネルを採用し,薄型化を目指す。また「統合化されたUI」では,テレビで採用したコンテンツや機能の選択メニューのUIを,デジタルカメラやMP3プレーヤーにも取り込む方針を示した。これらの方針に沿った新製品としてLED パネルを搭載した「LED 7000」(写真3)などを紹介し,パク氏は「今後も顧客の求めるシームレスなエクスペリエンスを提供していく」という方針を改めて示した。
(松元 英樹=日経コミュニケーション) [2009/01/08]