IEEE802.11vとは
IEEE802.11v(以下,11v)は,無線LAN搭載パソコンなど無線LANクライアントの省電力化・管理のための規格。現在,標準化作業が進んでおり,2010年に標準化が完了する予定だ。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Keyword/20081118/319462/
11vには複数の省電力機能が盛り込まれる予定だが,ここでは代表的な三つの機能を紹介する(図1)。
11vの機能の中でも,ユーザーの使い勝手に大いに貢献しそうなのが「Wake on WLAN」。スリープ・モードにある無線LANクライアントを遠隔地から起動できる機能だ。これまで,自宅のパソコンからインターネット経由で会社の無線LAN搭載パソコンにアクセスするような場合,会社のパソコンはあらかじめ立ち上げておく必要があった。Wake on WLANを使えば,アクセスしないときはスリープ・モードにしておけるので,消費電力を抑えられる。いわば有線LANの「Wake on LAN」の無線LAN版だ。
「Flexible Broadcast/Multicast service」(FBMS)は,無線LANアクセス・ポイントから無線LANクライアントへ送信するブロードキャストやマルチキャストのフレームを高速化する機能だ。フレームを受信する時間が短くなるので,無線LANクライアントはスリープ時間を長くとれる。
「プロキシARP」は,LAN側から送られてくるARP要求パケットに対し,無線LANクライアントの代わりに無線LANアクセス・ポイントがARP応答パケットで応える機能だ。無線LANクライアントはスリープ・モードのままでいられるので消費電力を減らせる。
[2008/11/19]