海外での失敗談「ホテルの無線LANを信用しすぎない、電話料金が高額になることも」
今回は、海外でパソコンやインターネットを使おうとした時、私が出遭ったアクシデントや失敗談を紹介します。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20081016/174114/
空港で、パソコンからインターネットにつないでメールチェックしたい、ということがあります。日本の空港の場合は、無線LANが使える場所を事前に調べていくといいでしょう。例えば成田空港で無線LANを使える場所については、こちらでチェックします。
海外の空港でも無線LANが使えるところが多いので、調べておきましょう。ただこの場合、自分のパソコンのブラウザーを開いて、クレジットカードで決済することになるので、何だかちょっと緊張してしまいます。
カード決済の場合が多いので注意が必要
空港内に、有料のインターネットマシンが置いてある場合があります。これはクレジットカードかコインで使うのですが、空港に着いたばかりの時はまだ現地のコインを持っていないことが多いので、これもカードで決済することになります。カードを使いたくない場合は空港内の両替所で1000円札を両替して、コインにしておくといいでしょう。
数年前、ロンドンのヒースロー空港で見たインターネットマシン。スペインへの乗り換えの途中だったので、ユーロはあったがポンドのコインを持っていなかったので、クレジットカードで決済して使った
ホテルに「インターネットテレビ」があることもあります。これはWiiやPS3のように、テレビのモニターでインターネットにつなぐものです。事前にこのことを調べておいたので、「パソコンはいらないな」と思ってパソコンを持たずに行ったことがあります。
しかしこの時は、ホテルに着いてから「失敗したな~」と思いました。というのは、
ホテルのインターネットテレビでは、日本語の読み書きができない
入力用のキーボードがなく、リモコンを使って画面上でアルファベットを入力するので、時間がかかる
ということで、あまり実用性がなく、結局ホテルのビジネスセンターのパソコンを使うことにしました。
アジア圏のホテルのインターネットテレビなら日本語が使える場合もあるらしいので、事前に調べておくといいでしょう。
無線LANがあるホテルでも、電波が弱くてなかなかつながらない、ということもあります。これは、ヨーロッパでもアジアでも何度か経験しました。
その場合は、ケータイで電波を探す時のように、パソコンを持って歩き回りながら、無線LANの電波を探すのです。時にはホテルの部屋の中では電波が拾えず、廊下に出てやっと電波を拾った、ということもありました(笑)。
ケータイならまだいいのですが、ノートパソコンを抱えて廊下をウロウロするのは、ちょっと悲しいものです。夜中だと、不審者みたいですし…。
何度かそんなことがあり、ノートパソコン内蔵の無線LANアンテナが弱いのだと思い、ノートパソコンに接続する強力な無線LANアンテナを買って使ったこともあります。これは確かに強力なアンテナだったので、ホテルでは問題なく無線LANにつなげました。
しかし、帰国後このアンテナを外して無線LANにつなごうとしたら、なぜかノートパソコン内蔵のアンテナが認識されなくなってしまったのです。結局パソコンを修理に出して、内蔵アンテナを復活させてもらいました。なかなか、うまくいかないものです。
電話回線を使ったら、電話料金が高額に
無線LANも有線LANも完備しているホテルでも、設定などがうまくいかず、どうしてもネットにつながらないことがあります。
ヨーロッパのホテルでも、なかなかLANにつながらなくて苦労したこともあります。夜中でホテルのスタッフを呼ぶのも面倒だったので、電話回線でつないだらうまくいきました。ただ、電話回線は速度が遅いので、2時間ほどつないで仕事をしました(その仕事とは、この連載原稿のための調べ物だったのですが…)。
チェックアウト時に精算をしたら、電話料金がなんと1分1ユーロ近く! ちょうどユーロが高騰している時期で、170円だったのです。つまり、2時間で2万円近い電話料金をとられてしまいました。
もちろん国際電話につないだわけではなく、その国のアクセスポイントにつないだだけなのですが、クラシックホテルだったためか、電話使用料が高額だったようなのです(思えば日本のホテルも、昔は電話料金以外に使用料がかかっていたものです)。
無線LANだったら24時間接続しても料金は3000円くらいですみましたから、とんだ出費になってしまいました。
ビジネスホテルでなく、リゾートホテルやクラシックホテルは、やはりネットのトラブルなどが多いので、準備や注意が必要ですね。
パソコンを持って行って、便利だったこと
この連載では、「海外にパソコンを持って行くか行かないか」という話を何度かしましたが、これは本当に迷います。パソコンを持って行くのは重くて面倒なのですが、仕事以外で「持っていてよかった」と思ったことがありました。例えば空港に入る前に、航空会社のウェブサイトで事前に状況を知ることができます。
2006年のことですが、ロンドンで乗り継ぎをして帰国する時、航空会社のサイトにアクセスしてみたら、ロンドンでテロ騒ぎがあり、出発客は手荷物の持ち込みがほとんどできず、パスポートや現金、カードなど必要最低限の携帯品だけを透明のビニール袋に入れて持ち込なければいけない、と分かったことがありました。ということがありました(その時の様子は、こちらを参照)。パソコンなどでさえ、スーツケースに入れて預けなければいけなかったのです)。
これを見てすぐに荷物のパッキングなどをし直して準備をしたので、空港に入ってからは慌てずに済んだのですが、空港の中では事情を知らない旅行客たちがパニック状態になっていました。
また、パソコンを持っていると帰りの飛行機を事前にチェックインすることもできるので、自分の座りたい座席などを指定できるのも便利です。
これまで、海外に出張な旅行に行く時の様々なノウハウをご紹介してきました。今回で、この連載は終了です。皆さんの海外出張術も、ぜひ教えていただければうれしいです。