【任天堂カンファレンス 2008 秋】次世代DS「Nintendo DSi」公開!
「任天堂カンファレンス 2008 秋」にて、任天堂の取締役社長 岩田 聡氏により、次世代DS「Nintendo DSi(ディーエスアイ)」の公開および、WiiとDSの新作タイトル発表が行われた。
http://japan.gamespot.com/news/story/0,3800076565,20381451,00.htm
今回の発表で紹介された「Nintendo DSi」は、新たに30万画素のカメラ「DSiカメラ」を2箇所に装備し、Wiiチャンネルのような「DSiメニュー」を搭載したのが大きな特徴で、「DSiメニュー」内に用意されている「DSiショップ」からコンテンツを購入&追加することで遊び方が無限に広がるという、本体だけでも楽しめるゲーム機となったようだ。
取締役社長 岩田 聡氏みずから「DSi」の発表が行われた。
発売日は2008年11月1日で、カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色、価格は1万8900円(税込)だ。
また、「Nintendo DSi」には、ゲームボーイアドバンスなどのカートリッジを差し込む「ゲームボーイアドバンスカートリッジスロット」がなくなり、「SDカードスロット」が搭載されている。
SDカードには、「DSiカメラ」で撮影・加工した画像などのデータを保管しておくことも出来るほか、SDカード内に保存されたAACフォーマットの音楽ファイルを再生することもできる。
岩田氏の言うように「一家に一台から一人一台の所有へ」と、そのコンセプトにあった携帯機へと進化しているようだ。
子供にとっては「デジカメ」であり、「ミュージックプレイヤー」であり、コミュニケーションツールであり、携帯ゲーム機という枠から飛び出し、新しい時代のライフスタイルをサポートするツールになったのではないだろうか。
今回は、「Nintendo DSi」の実機をさわることができたので、どのようにDSが変化したのか、感想も含めて紹介しようと思う。
【「Nintendo DSi」をさわった印象】
POWERボタンが十字キーの下に移動し、DSをたたんでおいた際に、間違って電源を切ってしまうなどの事故が防げるようになった。
また、画面がひとまわり大きくなり、より見やすくなった。
音声コンテンツにも力が入っているためか、スピーカー自体も改良されている。
スピーカーも音量調節は、本体左側に移動した。
本体裏は、「ゲームボーイアドバンスカートリッジスロット」が無くなったためか、さっぱりした印象だ。
本体右側にはSDカードスロットが搭載されている。
「DSi」と「DS Lite」と比較すると、本体が、やや薄くなっているのが分かる。
それに比べ、液晶はひとまわり大きくなっている。
インカメラはマイクのあった位置にあり、マイクはその右隣へ移動した。
カメラは内側も外側も同じ30万画素で、シチュエーションによって使い分けることができる。やや短いのではないかといった意見の多かったタッチペンは、長くなっている。
本体の重さは、ほとんど変化はないが、やや軽くなっているようだ。
うすくなった分、横幅が長くなっている。
カラーバリエーションは、光沢のないホワイトとブラックの2色で、折りたたんだ状態では、携帯電話のような印象になった。
「DSiカメラ」を利用した遊び方も多く用意されている。
カメラで映している対象の顔を自動で認識してくれるので、自分や相手の顔を映しながら「猫耳やヒゲ」などをつけて、好きなタイミングで撮影・保存を行うなどの楽しみ方もできる。
同じように「DSiカメラ」を利用した画像処理は、指定色の変更や、ゆがみの効果をリアルタイムで与えたり、落書きできるなどといった機能のほかに、「顔合成カメラ」や隣の人との顔がどれだけ似ているか判定できる「似てる度カメラ」など、いっぷう変わった楽しみ方ができる機能もあった。
ただ、顔の認識には相性があるらしく、なかなか認識されない場合もあった。
マイクを利用した楽しみ方も豊富に用意されており、SDカードに保存した曲を再生できる音楽プレイヤーとして利用できるだけでなく、マイクからサンプリングした音声を使って楽しむこともできた。
曲や音声の再生をするときに、ピッチの変更や部分的なリピートもでき、英会話の勉強などにもひと役買いそうだ。
また、単純に、音を高くしたり低くしたり、スロー再生したりと、曲で遊べたほか、録音した声を変更して「プライバシー保護のため音声を変更して…」といった遊び方もでき、購入してすぐ、本体だけで楽しめることがとても多くなっていた。
「DSi」のインターフェースは、Wiiの「チャンネル」を横に並べたようなデザインになっており、タッチペンでコンテンツをスライドさせて利用したいコンテンツを選択する。
また、自由にコンテンツの場所を入れ替えることもでき、感覚的に操作のできる仕様になっており、非常に使いやすく感じた。
コンテンツの追加は、「ニンテンドーDSiショップ」から、コンテンツ「ニンテンドーDSiウェア」を購入するなどして追加することができる。
全体的に、ストレスが減らされただけでなく、ゲーム機として以外に、自分仕様で楽しめるモバイル端末となった印象だった。
【DSiで変わる通信環境】
「DSi」には、任天堂とOpera社が共同開発したブラウザがプリインストールされており、「DS Lite」のように、別途ブラウザソフトを購入しなくても、インターネット端末として利用できるようになった。
今後は「nintendo zone」という、無線LANスポット(Wi-fi利用可能エリア)を拡大し、充実したサービスの提供が行われるようになるようだ。
まだ、一部の地域のみでのサービスしか予定されていないが、マクドナルドでDS用体験版ソフトのダウンロードなどができるようになる。
【今度登場するソフトのラインナップ】
「あるいてわかる生活リズムDS」に連動する端末「生活リズム計」とMiiを使って、生活リズムを管理・見直すことができるゲームも発表された。
10月23日から年末までに発売されるソフトのラインナップ16本の紹介も行われ、プレイアブルでの出展も行われていた。
まだ製作途中のタイトルも多く見られたが、どれも注目したくなるタイトルばかりだった。
今回の発表では、PS3とPSPの連携によるサービスとは少し違ったベクトルで進化する「Nintendo DSi」が明らかにされ、大いに期待できるように感じられた。
ゲーム機としての充実したコンテンツはもちろん、自分なりにカスタマイズした「マイDS」を持ち歩いてもらおうといったコンセプトと、それを実現したアイデアはすばらしいのではないだろうか。
ただ、外出先での通信頻度も増え、コミュニケーションツールそして利用されることを考えると、液晶の大型化などでバッテリーの消耗が激しくなっており、充電頻度が上がった場合の解決策が今後の課題ではないかと思った。
そういった問題を感じるのは確かだが、あらゆるシーンで活躍できる、おもしろいプラットフォームに進化しているのも確かだ。