松下、高速化と低消費電力を実現した名刺大の小型PLCアダプターを発表
松下電器産業は2008年3月27日、従来モデルよりも小型化を図り、世界最小となる名刺サイズを実現したPLCアダプターを4月18日に発売すると発表した。コンセントに直接取り付けるプラグインタイプで、2台1組のスタートパック「BL-PA300KT」と、増設用の「BL-PA300」の2商品を販売する。価格はどちらもオープンで、予想実売価格はBL-PA300KTが1万6000円前後、BL-PA300が1万円前後。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20080327/1008537/?top
世界最小の名刺サイズを実現した松下電器産業のPLCアダプター。第2世代LSIにより高速かつ低消費電力を実現した(画像クリックで拡大)
PLCとは、電力線をLANケーブルのように使ってネットワーク環境を構築する技術。PLCアダプターはその出口と入り口の役割を果たす。複数の方式が存在するが、同社ではHD-PLC方式を採用しており、新製品もHD-PLC方式となっている。
今回発表したPLCアダプターは、自社開発の高速かつ低消費電力を実現した第2世代の「HD-PLC」用通信LSIを採用し、本体の小型化だけでなく、通信性能の強化と省エネ性能の向上を図った。
本体のサイズは幅55×奥行き33×高さ90mmで、従来機種の「BL-PA100BL」および「BL-PA204」と比較すると容積を半分に抑えた。また、ボディーを余分な穴のない密閉型にして、本体内にホコリが混入するのを防ぐように改善した。最大通信速度は、理論値が210Mbps(従来機種は190Mbps)。特に耐ノイズ性能を高めたことで、約30%の通信速度の向上を実現したという。なお、従来機種と組み合わせた場合は、最大通信速度の理論値は従来機種の190Mbpsとなるため、高速化の恩恵は受けられない。
低消費電力の面では、ネットワーク通信が切れてから20分後に消費電力を1Wに下げる「節電モード」に移行する自動節電機能を搭載した。新LSIと同機能により、従来機種に比べて電気料金は1年間で約750円下げられるという。
高速かつ低消費電力を実現した第2世代の「HD-PLC」用通信LSI(品番:MN1A94100)(画像クリックで拡大)
(文/三浦善弘=nikkei TRENDYnet)