プレゼンの画像資料 発表中もPCで共有 パイオニア子会社開発
ビジネス会議のプレゼンテーション(説明)資料を、参加者のパソコン間でリアルタイムに共有できるシステムをパイオニアソリューションズ(東京都目黒区)が開発し、来年1月7日に発売する。頻繁に発表者が切り替わることも多い会議で、発表者のパソコンから画像情報を送信するケーブルを抜き差しする手間が不要になり、同社は「会議の効率化につながる」とみている。
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200712240015a.nwc
開発した新システムは「ネットワークディスプレイ」。
会議室のLAN(構内情報通信網)などのネットワークに接続されているパソコンであれば、USBメモリー形式の「USBキー」を情報受信側のパソコンに差し込むだけで、発表者のパソコン画面が即座に受信側パソコンに表示される仕組みだ。参加者が参考資料などのプレゼン画面を、発表者の説明中に割り込み表示させることも、簡単なボタン操作だけでできる。
従来は会議室に、1台のディスプレーを複数のパソコンで使えるようにする「ディスプレー切替機」などを使うケースが多かったが、新しいシステムでは切替機とパソコンをディスプレーケーブルで結ぶ必要がない。そのため無線LANを使えば、「配線なしのケーブルレスが実現できる」(同社)という。発表者が代わるごとに、パソコンからプロジェクターにつなぐディスプレーケーブルを換える手間もなくなる。
受信側パソコンのIP(インターネットプロトコル)アドレスを送信側パソコンが認識する仕組みにしており、無線LANでの情報漏れが防げ、セキュリティー面にも気を配った。
販売はオープン価格だが、10個のUSBキーが同梱された1パックが20万円前後と見込んでいる。初年度に3000パックの販売を目標としている。
パイオニアソリューションズはパイオニアの完全子会社で、遠隔会議などに使うビジネス関連デジタル機器や、教育向けディスプレー装置を扱っている。将来的に、今回の「ネットワークディスプレイ」の仕組みを遠隔会議のシステムと連携させる開発を進めるという。