【IPCM】「One-X Mobileで円滑なビジネス・コミュニケーションを実現」──日本アバイアの橋村氏
10月24日に開幕したイベント「IPコミュニケーション&モバイル 2007」のキーノート・トラックで,日本アバイア CCD/AMSSD部門 リージョナルプロダクトマネージャの橋村信輝氏が講演し,同社の携帯専用ソフトウエア「Avaya One-X Mobile」を使い,無線LAN対応の携帯電話機を内線端末として使えるソリューションを披露した。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071025/285443/
Avaya One-X Mobileは,無線LANと第3世代携帯電話(3G)に対応するデュアル端末「Nokia E61」などに搭載することで,社内ではIP電話,社外では3G携帯電話として使うモバイル・セントレックスを構築できるソフト。無線LANを介した内線電話の発着信や転送,電話会議などの機能を利用でき,海外から携帯電話で日本の本社などに電話をかける場合でも,内線番号を押すだけという手軽さを実現できる。
「Avaya One-X Mobileのもう一つのメリットは,携帯電話からの国際電話の通話料金が大幅に安くなること」と橋村氏は話す。携帯電話を使って海外の取引先などに国際電話をかける場合,通常は米国あてでは1分間当たり60~70円,欧州あてでは同150円くらいかかる。これに対し,Avaya One-X Mobileで無線LANを介して社内のIP-PBX「ACM」(Avaya Communication Manager)に接続し,そこからIP電話サービスを使って発信すれば通話料金を低く抑えられるという。
講演では,Avaya One-X Mobileの導入事例として,「Honda Racing F1 Team」の例をビデオで紹介した。Honda Racing F1 Teamは英国に本拠を置き,年間20カ国以上を移動しながら,24回ものテストイベントやレースに参加している。このため以前は,サーキット会場にいるドライバーやエンジニアが,英国にいる設計者やエンジニア,部品メーカーなどとスムーズにコミュニケーションを取ることが難しかったという。
そこでAvaya One-X Mobileのコミュニケーション・プラットフォームとノキアのスマートフォン「S60」を導入。5桁の内線番号を押すだけで,世界各地にいるスタッフ同士が自由に通話できるようになり,緊急時の連絡もスムーズにできるようになったという。同時に,サーキットと英国の本社間の通話料金を,導入前に比べて30%以上削減できたと報告している。
また橋村氏は,今後の計画も披露した。Windows Mobileへの対応など機種の拡大,受信したボイスメールを一覧表示して聞きたいメッセージを選択できるビジュアル・ボイスメール,取引先や社内の電話番号を企業内システムに蓄積できる電話帳などの機能を順次拡充していくという。
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(高木 邦子=ITpro) [2007/10/25]