ETRI、世界初の3.6Gbps伝送速度の無線LAN開発
映画1本の伝送が3∼4秒で… 先進国より3年進んだ技術
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韓国型携帯電話標準であるCDMA(符号分割多重接続方式)、ワイブロ(WIBRO: 2.3GHz帯を使用する無線LANサービス)、地上波DMBなどの優れた研究成果を発表してきた大徳所在のETRI(韓国電子通信研究院)が世界IT技術史に特筆されるべき画期的な技術を開発した。
ETRIは世界で初めて3.6Gbpsの伝送速度を持つ第4世代無線伝送システム「NoLA」を開発したと10月11日に発表した。「NoLA」は現在存在する無線通信技術のうち最高速度を誇る。現在、100Mbps級の家庭用光LANで映画1本をダウンロードするのに1分程度かかるが、ETRIのこの新技術を利用すれば3∼4秒でこれが可能となる。5ギガバイトの用量の百科事典やHD級の動画像も10秒以内で伝送できる。
この技術はノートパソコンユーザーなど低速で移動する使用者を対象にしたもので、オフィスなどで使用されている「無線LAN」に代わり得る技術。伝送速度は現在普遍的に使用されている事務用無線LANの速度(54Mbps)の約70倍に達する。
ETRIでは10月11日にユ·ヨンファン情報通信部長官が出席する中、技術デモンストレーションを行ない、80のHD(ハイビジョン)級動画像をリアルタイムで伝送する技術を披露した。空間の制約上TVモニターは12台だけ準備されたが、80の動画像を順次チャンネルを変えて見せることでリアルタイム伝送の事実を立証した。
デモンストレーションに参加したユ長官は「CDMA、ワイブロも優れた成果だったが、これらは源泉技術の一部または大部分を海外の技術に依存して商用化された。しかしNoLAは韓国で独自開発された世界初の源泉技術という点で意義深い」と述べた。
◆ 先進国より3年進んだ源泉技術
▲ NoLAのデモンストレーション。伝送速度が3.62Gbpsを示している。
ⓒ2007 HelloDD.com
NoLAと類似した技術は現在ヨーロッパ、米国などを中心に1Gbps程度の性能を持つシステムが開発されている。日本などのIT先進国でも未だに3G級の速度は実現できていない。
国際電気通信連合(ITU)はワイブロのような高速移動使用者(New Mobile Access)規格の無線通信は100Mbps、低速移動通信の場合1Gbpsに達する速度を第4世代移動通信(IMT-Advanced)と定義している。この規格は2010年から適用される。近いうちに標準化作業が始まる見通し。
ETRIの関係者によるとNoLAは海外の技術よりも1年∼3年以上進んでいる。進んだ技術力を立証しただけに国際標準化の過程でも有利な位置を占めることが予想され、もし国際標準化に成功すれば数兆ウォン以上の経済価値創出が見込まれる。
NoLAは企業資本、海外の源泉技術などを一切使用していない。ETRIだけの研究開発による成果である。したがってワイブロの開発当時にサムスン電子などで技術開発費を支援する代わりにローヤルティを独占したのとは異なり大部分の技術著作権をETRIが保有することになる。
ETRIは情報通信部の支援を受けて昨年から2年余りの研究期間を経てこのような成果を挙げた。理論的に実現可能な最高性能に近い技術で、まず不可能に近いとIT専門家らも見ていた。
ETRIはNoLaシステムの開発を通じて▲8つの多重アンテナ使用 ▲2種類の高性能エラー検査および伝送技術 ▲核心無線制御などの技術を新たに開発した。これに関連してETRIでは4件の国際特許、4件の韓国国内特許を出願した。今年中に国際特許16件、韓国国内特許20件をさらに出願する計画という。
ETRIのチェ·ムンギ院長は「来年から始まるIMT-Advancedの市場は全世界的に熾烈な競争が予想される。今回の技術開発により韓国が世界との競争で有利な位置を占めることができる」と評価した。
▲ NoLAのデモンストレーション。左右に見える灰色のボックスでデータを送受信する。中央にリアルタイム伝送中のHD(ハイビジョン)TVの画面が見える。
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