【CEATEC】MSブースで“世界初”Windows Rally対応プリンターに触れる
千葉市幕張メッセで開催中の「CEATEC JAPAN 2007」では、CEATEC初出展となるマイクロソフトが、Windows Vistaを中心とした展示を行っている。Vista対応の周辺機器やサービスが多数並ぶなか、Vistaならではの新機能をとりわけ感じられるのが、セイコーエプソンのインクジェット複合機「Colorio PM-T960」だ。有線/無線LAN接続機能を持つ機種で、Vistaが搭載するネットワーク技術「Windows Rally」に「世界で初めて対応したプリンター」(マイクロソフト Windows本部 コンシューマWindows製品部の藤本恭史マネージャ)。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071003/283696/?ST=ittrend
Windows Rallyに対応すると、これまでと何が変わるのか。最も分かりやすいのが、スタートメニューから「ネットワーク」を開くと、PM-T960が確認できること。「WSD(WS-Discovery)」という探索プロトコルに対応しているためだ。ネットワーク上に存在するほかのパソコンと同じような感覚で、プリンターを管理できる。
ネットワークの構造を地図として表示するVistaの新機能「ネットワークマップ」でも、PM-T960が表示される。これを可能にしているのは、マップを作成するためのプロトコル「LLTD(Link-Layer Topology Discovery)」。ネットワークマップを表示する際、VistaパソコンはLLTDでネットワーク内に問い合わせを送る。対応機器から返ってきた情報を集めて、マップを作成する。LLTDに対応しているPM-T960の情報も、マップ上に表示される。
マップ上に表示された情報から、プリンターの管理画面にアクセスすることも可能。アイコンをクリックするとブラウザーが起動し、PM-T960のインクの残量を確認したり、ヘッドのクリーニングを実行したりできる。
さらにPM-T960は、Wi-Fiアライアンスが標準化した無線LANの簡単設定方式「WPS(Wi-Fi Protected Setup)」にも対応している。VistaもWPSには部分的に対応しているため、同じくWPS対応の無線LANルーターがあれば、「PIN」と呼ばれる機器固有のIDをVistaパソコンに入力するだけで、無線LAN設定が完了する。
同社のブースには、前任のジェイ・ジェイミソン氏に代わってWindows本部長に就任したばかりの大場章弘氏の姿も。「調査によると、パソコンを持っている家庭のうち、無線LANを導入済みなのは半数。つまり残り半数には、今後導入できる余地がある」(大場氏)。Windows Vistaがその原動力になり得るとの見方を示した。
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(八木 玲子=日経パソコン) [2007/10/03]