秋大病院に「u—Japan大賞」最高賞 電子タグで誤投薬防止
情報通信の発展に貢献した個人、団体に贈られる総務省の「u—Japanベストプラクティス2007大賞」の最高賞に、秋田大医学部付属病院が企業協力を得て開発した「電子タグによるベッドサイド安全管理システム」(代表・近藤克幸医学部教授)が選ばれた。医療の安全向上と業務効率化の両立を目的に、電子タグを患者と薬剤の認証に利用した国内初のシステムが高く評価された。
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070602i
総務省が医療分野に限らず、電気通信全般を対象に公募した。同省情報通信政策局総合政策課によると、本年度の受賞作品は計48件。▽ユビキタス(遍在性)▽ユニバーサル▽ユーザー視点▽ユニーク—の4つを基準に選考し、同システムが最高賞に輝いた。
同システムは電子タグと無線LAN、携帯端末(PDA)、病院情報システムを連携させたもので、秋田大付属病院では平成16年11月に全面導入。国が施策として進める電子タグの医療分野への応用を、国内で初めて実用化し、効果を上げている点も評価につながった。
電子タグが取り付けられた患者のリストバンドと注射ボトルをPDAで読み込み、無線LANを介して情報が病院情報システムにリアルタイム送信される仕組み。患者と注射ボトルの組み合わせに誤りがあればPDAが直ちに警告する。誤投薬の未然防止と同時に、「誰が、誰に、いつ、どの注射を」投与したのかも病院情報システムで記録し、投与履歴などの照会も迅速にできる。
(2007/06/02 14:13 更新)