ほかとは少し違う「無線LAN」です
創業から退社まで
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/HONSHI/20070319/129122/
佐藤 拓朗氏
早稲田大学大学院 国際情報通信研究科 教授
国際情報通信研究センター副所長
米Microsoft Corp.の携帯型音楽プレーヤー「Zune」や,各社の無線IP電話端末に採用されるなど,無線LAN用ICで大きな注目を集めているベンチャー企業がキーストリームである。2007年に入り,ルネサステクノロジも資本参加するなど,次世代ICの開発に向けた準備も着々と進めている。このキーストリームを2000年12月に立ち上げたのが,早稲田大学大学院 教授の佐藤拓朗氏である。創業当時は新潟工科大学で教壇に立ちながら,ベンチャー企業立ち上げに奔走した。
――苦労して成長軌道に乗せたキーストリームを,退社しました。創業者としての恩恵を受けられるのはこれからだと思いますが,なぜアカデミックな世界に戻ったんですか?
ベンチャー企業のCEOと大学の先生。この二足のわらじが大変になってきたんです。両方兼ねるのは,日本ではきつい。学生や研究室の面倒を見ながら,ベンチャー企業の舵取りをするというのは,本当に大変でした。 「地獄を見る」ような場面もありました。何しろ,あらゆることを考えないといけない。毎日3時間睡眠が続きましたね。すべてのことが予想外です。資金や人材は,自分が予想した規模の2倍必要でした。さらに開発も,当初予定の2倍時間がかかりました。
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